民泊ビジネス:求められる床材のスペックは?
2025.5.8
インバウンドの増加や空き家の有効活用など、昨今のトレンドに乗ってここ数年の「民泊」需要は高まりを見せています。新規手続きをおこなう事業者が多い一方で、廃業を届け出る数も少なくなく、簡単にはじめたからといって上手くいくとは限りません。
民泊事業を志す人にとっての最初の障壁となるのが初期費用‐リノベーションであり、特に高単価で観光客を集客しようとする場合、インテリアにもそれなりの拘りをみせなくてはいけません。
インテリアの中で特に見栄えとメンテナンスの面で重要なバランスを占める「床材」、民泊ビジネスという切り口からどのような選び方をすれば良いのでしょうか?
民泊用床材に求められるスペックと収益性
都市や部屋の大きさに応じて異なりますが、例えば東京の民泊一泊当たりの価格のボリュームゾーンは10,000~20,000円で、特に小型(20平米~30平米)のフラットであれば10,000円前後に収束します。
(※宿泊サイトを参照に筆者作成)
特に顧客単価15,000円/泊(※東京、キッチン付、で計算)以上の単価を求めるとなると、立地や大きさは勿論、その内装のオシャレ度=デザイン性が求められます。
高級ホテル並み・・とまではいかなくても少なくとも非日常的な空間づくりが民泊ビジネスには求められることになります。
一方で、いくら集客を行えたとしても清掃に時間がかかったり、メンテナンスに毎月の費用がかさむようですとトータルで赤字になってしまいます。また、初期費用も馬鹿にできません。大理石やウォールナットの床材を施工しようものなら、床材の初期費用だけで数百万円という世界になってしまいます。
軸 | 説明 | 影響 |
---|---|---|
耐久性 | 頻繁な利用に耐える素材 | ランニングコスト |
清掃のしやすさ | 短期間で清掃・リセットが必要 | ランニングコスト |
デザイン性 | 写真映え・非日常 | 売上 |
床材単価(施工費含む) | 初期投資とランニングコストのバランス | 初期費用 |
このように、民泊ビジネスにおける床材の最適化は、いかに安価でおしゃれな床材を施工できるか、にかかっているわけです。
民泊に適した床材のスペック一覧
不特定多数の訪問者に用いられることを想定すると、やはり耐久性・清掃のしやすさといったポイントは外せません。クッションフロアは平米単価2,000~3,000円程度で購入できて一見すると安上がりですが、長期的にはメンテナンスなどの問題を抱えます。
床材 | クッションフロア | SPCフロア | オレフィンフロア | 塩ビフロア | 複合フローリング | 無垢フローリング |
---|---|---|---|---|---|---|
耐久性 | E | A | A | C | D | D |
清掃のしやすさ | C | A | A | B | C | D |
デザイン性 | E | B | A | B | C | A |
床材単価(施工含む) | A | C | D | C | E | E |
総合評価 | D | B | B | C | D | D |
※SPCフロア、オレフィンフロア、塩ビフロアはドイツParador社製を比較対象とする
欧米や日本といったリノベ需要の高い国を中心に人気を博している新素材の床材。石灰石と塩ビを混ぜ合わせた高耐久と防水加工で、民泊のように長期的に不特定多数が用いる環境でも長年対応可能です。

1209 x 225 x 5.3 mm

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最高品質ドイツ製SPCフローリング
無垢フローリングと見間違えるほど洗練されたデザイン
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ドイツの名門フローリング企業、Paradorの生んだModular Oneは可塑剤を用いない環境と健康に配慮した新世代の床材。表面素材そのものに加工をほどこしているため、手触り・見栄えが「本物の無垢フローリングと見分けがつかない」という特徴を持ちます。

1290 x 196 x 5.5 mm

1290 x 196 x 5.5 mm

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上述のSPCフロアやオレフィンフロアと比較すると耐久度は劣りますが、平米単価が安く特に広い敷地内への施工などに用いられます。


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ドイツParador社の輸入床材は2019年から日本で展開し、
高級レストラン、オフィス、デザイナーズマンションなど様々な分野で用いられています。
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