輸入床材の選び方【SPC、ラミネート、木質・・】
2024.12.9
輸入床材とは、日本国内ではなく海外で製造され、日本に持ち込まれた床材のことです。日本の床材にはない、斬新なデザインや施工方法、材質を持つのが特徴的で、昨今のインテリアブームに伴って様々な輸入床材が日本でも購入できるようになりました。
代表的なところでは、耐水と耐熱を備えたSPCフローリング、イタリアやスペインなどを産地とする石床、安価で耐摩耗性に優れたラミネートフローリング、エコと健康にこだわったオレフィン床材などが挙げられます。
輸入床材の種類
輸入床材・・特に欧米で製造されたハイエンドの輸入床材の場合、現地のリノベ、DIY需要に合わせて重ね張りOK、ノリ・釘を使わないクリック式の床材、がボリューム層を占めています。
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SPC |
ラミネート |
オレフィン |
3層フローリング |
厚み |
4mm-6mm |
8mm-12mm |
5mm-6mm |
10mm-15mm |
施工 |
クリック |
クリック |
クリック |
クリック・釘 |
価格帯 |
中 |
安~中 |
高 |
中~高 |
基材 |
SPC |
HDF |
PP |
木質 |
耐水 |
◎ |
|
◎ |
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住宅 |
◎ |
◎ |
◎ |
◎ |
レストラン |
◎ |
〇 |
◎ |
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保育所等 |
〇 |
|
◎ |
◎ |
どの輸入床材を選ぶか、予算やデザインの好みなどの問題もありますが、まずは「どこに施工する」ものなのかから逆算すると良いとされています。
輸入床材の中にも、得意・不得意の分野があるわけで、例えばラミネート床材は耐摩耗性に優れたコスパの良い床材として長年国際的な市場で人気を博してきましたが、耐水性への適合力が薄く、脱衣所、キッチン、レストランなど水や湿度に関わる場所への施工は推奨されないことが多いです。
同様に、木質3層フローリングなども耐水性は備えていないため、同様の問題が発生します。特に湿度の極端に高い日本の夏場などには、膨張によって突き上げを招くことが少なくありません。ただし、他店との差別化を図りたい高級ショップや、インテリアに温かみを気軽に採り入れたいオフィス、介護施設などでは重宝されます。
SPCフローリングは今までの塩ビフローリングやラミネートフローリングの弱点であった耐熱、耐水をカバーした画期的な床材として人気を博しています。弱点としてはその固さが挙げられ、施工時に床や壁を傷つけるなどのトラブルの発生が稀に報告されています。
オレフィン床材は、上記のような弱点を全てカバーしたオールラウンダーの床材で、エコや環境への配慮といった面からもアドバンテージを持ちますが、価格帯が高いというネックを抱えています。
輸入床材を選ぶならドイツ製
このように、輸入床材の仕様は多岐に渡り、用途によってどの床材を用いるのかは異なります。もし輸入床材のご購入に迷っている場合、あらゆるニーズに対応可能な独パラドー社製の輸入床材をお勧めいたします。
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