LVTフロアって何?メリット・デメリットを紹介
2026.2.25
LVT(Luxury Vinyl Tile)とは=高級ビニル床タイル のことです。塩ビ(PVC)を多層構造にしてつくられた耐久性の高い床材で、商業施設から住宅まで広く使われています。
聞き馴染みのある名称で知られるLVTですが、特定の床材に対する名称というより、PVCを用いた床材一般を指し示すことが多いため、以下のようなPVC由来の床材一般が「LVTフロア」と見なされます。
(※LVTという用語自体が科学的に特定の物品を指し示す定義ではなく、あくまで意匠性の高いビニル床材全般を指し示すため、メーカーによって呼称が異なる点に注意が必要です)
フロアタイルは2~3㎜前後の厚みを持った薄手の床材で、表面のコーティング層が土足対応されていることもあり、商業施設を中心に使用頻度が高いといえます。接着剤を用いての施工で、価格安定性とズレにくさといった点でLVT床材の中でもトップクラスです。


ルースレイタイプはピールアップ方式で下床にくっつけていく置床形式の床材です。施工・解体しやすい一方で、ズレやすさや隙間からの水気の浸透は注意が必要です。

クリックタイプは主に輸入製品が広く浸透しています。塩ビタイルのように接着剤を用いず、床材同士のクリックによって安定性を確保するもので、ルースレイタイプよりもズレにくいと言えるでしょう。一方で、厚みがあるため熱での膨張に注意が必要です。

LVTフロアのメリット
LVTフロアは、デザインシートを表面に入れ込んだ構造になっているため、理論上はどのようなスタイルのデザインも表現可能です。そのため、日本に出回っている床材カテゴリの中でもLVTのデザインは特に多い傾向にあります。
石目調、木目調、無垢調など、部屋やインテリアの表情にあわせたデザインの選定が可能です。
LVTフロア全般に言えることですが、他の床材カテゴリ(カーペットや木質フローリング)と比較して耐水性が抜群というメリットを持ちます。ただし、一部の施工方法においては床材の隙間から水が下床に浸透、それがカビなどのトラブルを引き起こすこともあるので注意が必要です。
上記の通り、接着剤、置き敷き、クリックと、施工環境に応じて様々な施工方法を選ぶことが可能です。特に商業施設の場合、テナントの契約期間や条件に応じて様々な施工上の制約が設けられていることが考えられるため、こうした施工タイプの選択肢が多いことは魅力的です。
LVTフロアのデメリット
PVC由来の床材であるため、弾力があり施工しやすいことが売りのLVTですが、その分基材の耐久性は他の床材タイプと比較するとやや劣るケースもあります(※表面はUVコーティングが施されているので強固であることが多い)。
多くのLVTフロアはデザインシートによる木目の表現をおこなっていますが、どうしてもパターンやデザインが似てきてしまう問題を持ちます。他の物件で見たことのあるデザイン、同じようなパターンの繰り返しを嫌う場合、LVTフロアのデザインは避けられがちです。
LVTは熱で膨張するPVCを基材としているため、特に夏場の直射日光や床暖房などで不可逆的な膨張をおこすことがあります。空調のきいた室内で管理される場合は問題ありませんが、一部の施工環境では注意が必要となります。
LVTフロアからSPCフロアへ
主に商業施設を中心に使用されてきたLVTフロアですが、このようなデメリットに対応するために誕生したのが、PVCに石灰石を混ぜ込んだ「SPCフロア」です。SPCフロアの登場によってLVTの用途はより広範に、耐久性や耐熱性を要するシーンでも活用可能となりました。


(※SPCフロアもPVCを基材とした製品となります)
石灰石を混ぜ込んだことによって、今までLVTの弱みだった耐熱性、耐久性を強化、施工不良を軽減することに成功しました。特にドイツなどヨーロッパのSPC床材は、その耐久性に加えて最高品質のデザインを売りにしており、Parador社の「本物の木材そっくりのSPCフロア」は各国の有名デザイナー、建築家の間で人気を博しています。
あなたのご自宅を世界一美しく
ドイツParador社のSPCフローリングは2019年から日本で展開し、
高級レストラン、オフィス、デザイナーズマンションなど様々な分野で用いられています。
まずは無垢フローリングそっくりのサンプルを下記よりお取り寄せください。
