海外内装材って大丈夫?デメリットを解説
2025.9.5
インテリアの総合商社、株式会社イシカワは床材やカーテンなど、海外内装材も取り扱っています。代表的なところではドイツの大手床材メーカー「Parador」の床材で、総輸入代理店として5年以上の取引実績を持ちます。
本稿では、内装工務店のお客様から多く寄せられる質問、特に海外の内装材を日本で用いることの注意点や不安点などに関して解説していこうと思います。
海外内装材って日本で使えるの?
海外製の内装材は、そもそも日本で法的に使うことは可能なのでしょうか?
回答としては日本の法規制を満たしていれば使用可能となります。代表的なところであれば「防炎認定」や「F★★★★」であり、素材や用途に応じて日本の法律で定められた認証を取得する必要があります。
こうした認証制度は日本固有のものであるため、日本の認証機関で取得される必要があります。逆に言えば、いくら海外の様々な認証を取得していても日本の認証を取得していないとトラブルになるので注意が必要です。

海外内装材を日本で使って施工不良にならない?
海外製の内装材は、製造元の国の施工方法や気候に基づいて製造されているため、日本の施工方法、気候などの条件下では施工不良を引き起こす可能性があります。
代表的なところでは木質フローリング材やラミネート床材です。日本の施工方法と異なり、クリックによる施工を用いる欧米のフローリング材では、壁とのクリアランスを大胆に空ける必要がありますが、こうした方法に不慣れな場合トラブルに繋がります。
他にも、ドア材や窓などでは厚みや寸法が日本の規格と合わず納めきれなかったり、壁材を日本の壁に施工しようとしたら接着剤の問題で剥がれに繋がったりと、文化や気候差を考慮に入れずに施工しようとするとこのような問題が生じます。
逆にいうなれば、こうしたノウハウを身に着けて施工をおこなえば施工不良の危険は避けられます。
株式会社イシカワでは、海外製内装材の施工に際してはセミナーや現場でのアドバイザー派遣を通じ、新しい内装材使用に取り組む工務店様をサポートさせていただいております。SPC材、オレフィン床材のご購入を検討されている方はお気軽にご連絡ください。


海外内装材ってどのような商流で日本で販売されている?
輸入代理店によって異なります。
一般的な商流では、海外メーカーから商社を経由し、輸入代理店が在庫・販売を担うケースが多いですが、当社のように海外メーカーとのパイプを活かし、直接取引する方法もあります。
直接取引のメリットとして、中間マージンが省けるため工務店様への卸売価格が安く抑えられる点が挙げられます。一方で、海外メーカーと直接交渉するための語学力や通関作業、契約書作成、関係構築といったノウハウが必要となってきます。
海外内装材を日本で使うメリットって?
日本に無いオシャレでユニークな製品を用いることができる、という点が大きいと言えます。ドイツやイタリア製といったヨーロッパの内装材の場合、特に品質やデザインの点が差別化ポイントとして、インテリアを唯一無二のものに形づけられるでしょう。海外デザイナーなどと進めていく物件の場合、海外で認知度の大きい内装材メーカーを指名されることも少なくありません。

また、環境保護やサステナビリティといった面で一部の国と企業の取り組みが高く評価されています。特にEUは環境、および人体への影響といった面で建材の素材には厳しい基準を設けており、こうした面での訴求ではアドバンテージを持つことが多いでしょう。


海外内装材にご興味のあるお客様へ
株式会社イシカワでは、床材、カーテン、ラグ、クッションなど、欧米のハイセンスな内装材を広く扱っています。いろいろな業者を当たったけどお目当ての柄を探し当てられなかった、洋風インテリアのイメージに近いものがない・・そういったお客様、ぜひ当社五反田ショールームに足をお運びください。
長年の経験を持つインテリアコーディネーターが、皆様の海外内装材探しをサポートさせていただきます。
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ドイツParador社のSPCフローリングは2019年から日本で展開し、
高級レストラン、オフィス、デザイナーズマンションなど様々な分野で用いられています。
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