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買って後悔?挽き板フローリングのデメリットを検証

2026.2.25

高級住宅やヴィラ向けに人気の高い「挽き板フローリング」。無垢の触感を保ったまま、施工性と価格優位性をもつ挽板フローリングですが、木質という性質上中には施工トラブルを招くことも・・。

本稿では、挽き板フローリングを自宅に施工した際のデメリットと、その解決方法や代替案について紹介していきます。

挽き板フローリングって何?

挽板フローリングとは、突板(表面の木)の厚みが一般的に2㎜以上の木質(複合)フローリングのことを示します。

一枚物の木を用いる無垢フローリングとは異なり、複合フローリングは複数の木を組み合わせた床材になり、その中でも厚めの挽板を用いたものは「無垢フローリングに極めて近い」感触や見目が楽しめることで知られています。

挽板フローリングは、数ある木質フローリングの中でもバランスの取れた床材と言えるでしょう。

無垢フローリングのような感触を楽しめつつ、それでいて無垢フローリングよりも施工性が高く、反りや床鳴りなどのトラブルを軽減しています。

また、シートや薄い突板フローリングのような材質と異なり、大ぶりの無垢材をふんだんに突板に用いることで、耐久性に優れ、かつ吸湿性を両立しています。

価格帯はシートや突板フローリングに比べると高い傾向にありますが、無垢フローリングは欲しいけれども施工性に不安がある、といった本物志向のフローリング好きにぴったりの材質と言えます。

無垢フローリング 複合フローリング
表面 一枚木 シート 突板 挽板
表面の木の厚さ 一枚木 0.3mm〜1mm 2mm以上
価格 低〜中 中〜高

挽き板フローリングのデメリット

このように本物志向でバランスの取れた挽板フローリングですが、施工や購入にあたってデメリットも存在します。

デメリット1 吸湿性

挽板フローリングの良さでもある吸湿性は、同時に弱点とも言えるでしょう。木材の持つ「湿度が多いときは吸収し、乾燥している時には発散する」という特性によって、室内の湿度が一定に保たれやすい一方、木材そのものが伸び縮みすることに繋がります。

その伸び縮みの幅自体は無垢フローリングより少ないものの、場合によっては突き上げや反り、床鳴りといったトラブルを招くこととなります。

高い湿度環境に加えて、水回りやリビングでの水こぼれなどにも注意が必要です。

デメリット2 耐久性

表面をオイルやラッカーで補強しますが、基材そのものは木材であるため、どうしても上からの衝撃や落下物に対して弱い傾向があります。食器を落とした、重たい家具を載せた、などの場合凹みができてしまい、美観を損なうことも。

また、土足対応可能なタイプと、素足での使用のみ推奨のタイプが分かれているため、購入・施工にあたっては注意が必要です。

デメリット3 メンテナンス・ワックス

汚れによる摩耗に弱い挽板タイプの床材は、定期的な掃除が推奨されます。掃除の方法も様々な制約があり、例えば過度の水拭きやスチーム掃除機の使用は推奨されないケースが多いと言えるでしょう。

表面がオイル塗装の場合、通常1年でオイルの再塗布が推奨されています。再塗布にあたっては、やすり掛けや表面の傷の補強、掃除などの手間がかかるため、こうしたメンテナンスにかかる時間と費用も考慮に入れておきましょう。

デメリット4 施工コスト

挽板フローリングの施工にあたっては、下床のコンディション作りから始めていくケースが多いです(※タイプによっては捨て貼り式もあり)。一旦既存の床を解体し、その上に下地材を組んでいく工法になることが多いため、解体+施工でフロアタイルなどと比較して2倍程度の工賃がかかることも。

施工の際には短くて1日、なじむまで数日待たなくてはいけないこともあり、工賃・日数的にも家主の負担になることが多いです。

デメリット5 解体コスト

挽板フローリングは、丁寧に扱えば15年~20年ほどは持つものとされていますが、リノベーションや将来の売却時など、床の取り換えの際には「解体」の手間がかかることに。

そうした際に、釘と接着剤でがっちりと下床に固定された挽板フローリングは解体が困難なことが多く、改めて解体の工賃と工数に反映されてくることがあります。

挽き板フローリングの代替候補

とはいえ、本物の無垢の見た目や手触りを自宅の床に再現したい、というニーズは後を絶ちません。こうした挽板フローリングのデメリットを解消し、かつ本物の木材そっくりの見た目・肌触りを再現できる床材を2種類紹介します。

オレフィンフロア

ドイツ挽板フローリング製造の大手、Paradorが開発したオレフィンフロア「Modular One」は、本物の挽板フローリングそのものの見た目・肌触りを再現することに成功した唯一無二の床材です。

①オレフィンシート
②PP基材
③吸音レイヤー
挽板フローリングとドイツ製オレフィン床材の比較

オレフィン由来の材質を用いているため、LVTとは異なり可塑剤を含みません。北欧や中東など、自然条件が厳しく挽板の施工が困難なエリアなどで好んで用いられています。

項目 内容
防水性 100%
耐久性 土足・商業施設対応
ワックス 不要
施工コスト 安い
解体コスト 安い
床材単価 14,800円/m²

SPCフローリング

オレフィンフロアよりも安価なレンジで販売されているのが、同じく100%防水のSPCフローリングです。

①UVコーティング
②ウェアレイヤー
③木目シート
④SPCコアレイヤー
⑤吸音レイヤー
SPCフロア施工例

木質の再現性はオレフィンフロアにやや劣るものの、木質の見た目と肌触りを半世紀追及しつづけたドイツの職人によって作られたそのデザインは見るものを魅了します。

項目 内容
防水性 100%
耐久性 土足
(※Starkは商業施設推奨)
ワックス 不要
施工コスト 安い
解体コスト 安い
床材単価 9,100~9,800円/m²
ドイツの最高品質フローリング
木の手触りを追求した、こだわりのコレクション
Modular One
¥14,800
/m²
Larch Apollo white 施工例
Larch Apollo white 製品
MO-8742
Larch Apollo White
Modular One
¥14,800
/m²
Oak Artemis natural 施工例
Oak Artemis natural 製品
MO-8743
Oak Artemis Natural
Standard
¥9,100
/m²
Oak Natural 施工例
Oak Natural 製品
KW-3004
Oak Natural
Stark
¥9,800
/m²
Oak Natural Mix Grey 施工例
Oak Natural Mix Grey 製品
KW-4628
Oak Natural Mix Grey

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