飲食店におススメの床材
2025.2.6
味が良い、サービスが心地よい、家から近い・・・皆さんのお気に入りの飲食店の条件とはなんでしょうか?
飲食店の成功に結び付く要因はいくつか挙げられますが、特に客足に直結するのが「お店の雰囲気」。特に、若い世代では価格についで二番目に重視するのがお店の雰囲気(PR Times)というデータも。
本稿では、そんなお店の雰囲気づくりにとって重要なファクターとなる「飲食店の床材」の選び方について紹介していきます。
飲食店におススメの床材
お店に入ってパッと目に入ってくるベースカラーの大半を占める「床材」。そのデザインによって第一印象として「高級感」「重厚感」「気さくさ」「温かさ」など様々な印象を来店者に与えます。
塩ビタイル、SPCフロア、オレフィン床材など表面シートによって様々なデザインが再現できる床材は、その用途に応じて重厚、軽い木材、温かめなどの木材や石目を選ぶことが可能です。その点、デザイン選択の幅が広いと言えるでしょう。
種類 | 費用目安(施工込み) | 施工 | デザイン | 飲食店への適正 |
---|---|---|---|---|
無垢・挽板フローリング | 15,000円/m²~ | 釘 | 木質 | △ |
オレフィン床材 | 15,000円/m² | クリック | 木質、石目等 | ◎ |
複合フローリング | 6,000~12,000円/m² | 釘 | 木質 | 〇 |
SPCフロア | 9,000~11,000円/m² | クリック | 木質、石目等 | ◎ |
セラミックタイル | 4,000~6,000円/m² | ノリ | 石目 | ◎ |
塩ビタイル | 4,000~5,000円/m² | ノリ | 木質、石目等 | ◎ |
もっとも、飲食店の床材選びはデザインだけではあります。以下に紹介するように、機能性やメンテナンスの部分も物を言います。


サイズ(例) | 長さ:1800~2000㎜程度 |
値段(例) | 15000~円/m² |
材質 | 木質 |
美しさ | ★★★★★ |
耐久性 | ★★★ |
耐水性 | ★★ |
施工 | 釘 |
床材の中で最も高級なものの一つが、無垢フローリングです。樹種にもよりますが、一般的に単一の木材で作られた無垢フローリングや、表面部分に2㎜以上の厚い挽板を誂えたフローリングは日本の最上位床材であり、見る者の心を惹きつけます。高級レストランと相性の良い床材カテゴリと言えるでしょう。
他の床材と比べると耐水性、耐久性が弱点と言え、特に水・湿度は膨張の大敵となるためメンテナンスに注意が必要です。

サイズ(例) | 1290 x 196 x 5.5㎜ |
値段(例) | 15,000円/m² |
材質 | オレフィン |
美しさ | ★★★★★ |
耐久性 | ★★★★★ |
耐水性 | ★★★★★ |
施工 | クリック |
水に弱い、という無垢フローリングの弱点を克服し、かつ無垢フローリングの見た目を本物オレフィン素材によって再現したのが、ドイツのParador社が開発したモジュラーワン(Modular One)です。


PVCフリー、可塑剤を使わない、エコと健康に配慮した次世代の床材として欧米先進国を中心に人気を博しています。メンテナンスや耐水性に難のある無垢フローリングに比較し、オールラウンダーな施工が可能なモジュラーワンは、レストラン、居酒屋、お洒落なバーなど様々な場面で用いることが可能です。
最高品質ドイツ製オレフィン床材
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サイズ(例) | 長さ:1800~2000㎜ |
値段(例) | 6000~12000円/m² |
材質 | 複合ベニヤ等 |
美しさ | ★★★ |
耐久性 | ★★★ |
耐水性 | ★★★ |
施工 | 釘 |
住宅に使われていることで知られる木質系のフローリングですが、飲食店でも用いられることがあります。特に、木質の持つ色味や自然のパターンは、食欲の増大にも繋がるということで戦略的に用いられます。
弱点としては、その木質由来という構造が挙げられます。水や湿気、土足に弱いことから、飲食店、特に大型の施設などでは使用に適さないケースが多いと言えます。その場合、SPCフロアのような耐水に優れた床材で代替する方法があります。
サイズ(例) | 1209 x 225 x 5.3 mm |
値段(例) | 9100円/m² |
材質 | SPC |
美しさ | ★★★★ |
耐久性 | ★★★★★ |
耐水性 | ★★★★★ |
施工 | クリック |
塩ビタイルの場合、原状復帰が難しい上、下床のコンディションに不陸があると拾ってしまう弱点があります。そんな際は、裏面にバックレイヤーを装着し、重ね張りにも対応したSPCフロアがおススメです。欧米のリノベ市場に対応したクリック式での施工のため、ノリを使わず簡単に原状復帰できます。


ドイツParador社のクンストヴェルクは、本物の無垢フローリングと同様の見た目を、というコンセプトで創り出されたデザイン性と耐久性に特化した床材で、雰囲気の良いレストランと相性が良いと言えます。

サイズ(例) | ㎜ |
値段(例) | 4,000~6,000円円/m² |
材質 | セラミックタイル |
美しさ | ★★★ |
耐久性 | ★★★★★ |
耐水性 | ★★★★★ |
施工 | ノリ |
耐久性と耐水性に優れた、飲食店で用いられる床材の代名詞としてセラミックタイルが挙げられます。施工に手間がかかるものの、一度施工してしまえば土足での使用にも長年耐えることができ、かつ掃除やメンテナンスも他の床材よりしやすいと言えるでしょう。
弱点として、その限定されたデザイン性と、堅いため重いものを落としてひびなどが入ることがある点です。また、一度施工してしまうと取り外しが難しく、ヒビなどの対処に時間とお金を要します。

サイズ(例:ドイツ製) | 1219 x 229 x 2.0mm |
値段(例) | 4400円/m² |
材質 | 塩ビ |
美しさ | ★★★★★ |
耐久性 | ★★★★ |
耐水性 | ★★★★★ |
施工 | 糊 |
安価でありながら耐水に優れ、木質のようなデザイン性で飲食店の床を早変わりさせることができる塩ビタイル。洋風、和風を問わず多くのハイセンスな飲食店の床でも塩ビタイルが施工されています。
大手メーカーは勿論、輸入物の塩ビタイルも出回っており、多くの選択肢の中からお店にピッタシのデザインを選択できるのが特徴。ヨーロッパ製でオーク模様の塩ビタイルは、ドイツやベルギーの有名レストランでも用いられているほどで、雰囲気をガラリとお洒落にすること間違いなしです。
このように、飲食店の床に適した材質の候補は多く存在します。実際にはお店のコンセプトに合った最適な床材を、内装デザインやメンテナンス、予算などとのバランスを鑑みて考えていく必要があります。
イシカワでは国内外問わず様々な種類の床材を扱っています、もし迷われている場合は是非お問い合わせフォームよりご一報を!当社営業社員がご相談に乗らせていただきます。
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ドイツParador社の床材は2019年から日本で展開し、
高級レストラン、オフィス、デザイナーズマンションなど日本での施工実績は100件を超えます。
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